禁酒法時代
酒が禁止された不遇の時代
1920年代、アメリカで禁酒法が施行された。
法律によって、お酒は違法になった。
それでも止められなかった。
人々は摘発を恐れながらも、
隠れて、こっそりと毎晩お酒を楽しんだ。
地下室、裏路地、扉のない入口——
そこに「スピークイージー」と呼ばれる店が生まれた。
知っている人だけが知っている場所。
合言葉を言えた者だけが入れる扉。
同じ秘密を共有した人間たちが、同じ空間に集まる。
誰かに教えてもらった場所に、また誰かを連れてくる。
熱意、愛情、友情、が混ざり合う。
そこは、夜の社交場であった。
禁酒法は終わった。
しかし今なお、その時代の魂は消えない…